湯花と鯉口


▍上演時間:1時間45分
▍登場人物:男9人・女6人他

亀田 洋平(28歳) 亀田旅館跡取り
大瀬 真三(52歳) 饅頭屋「大瀨堂」主人
   志保子(49歳) 真三の妻
   亜紀子(28歳) 真三の娘
滝 丈治(39歳) 「大瀨堂」従業員
メイラン(21歳) 「大瀨堂」従業員
仙崎 秀太郎 (33歳) ホテル「龍仙閣」社長
井之本 進 (59歳) 「龍仙閣」送迎バス運転手
東 亨介(61歳) 射的屋「図星屋」主人
宇野 哲也(24歳) 「図星屋」従業員
ソムチャイ(22歳) 「図星屋」従業員
手島 淑恵(38歳)  スナック「手島」ママ
川奈 みずほ(28歳) 旅行客・亜紀子の友人
西村 覚(43歳) 旅行客
市来 清香(37歳) 旅行客・覚の同伴者
お祭りの客達
 

▍ストーリィ

 かつて賑わっていた榛原温泉は、今は寂れてしまい、廃業する旅館や店 が後を絶たない。亀田旅館もその一つで、跡取りである洋平は、元あった場所に足湯という形でモニュメントを残そうとした。町の人達は、かつての賑わいを取り戻そうと悪戦苦闘している。「大瀨堂」では看板商品である湯ノ花饅頭の他に、若い女性向けのスイーツを提供し始めた。「龍仙閣」の社長仙崎は、いかがわしい温泉街というイメージを払拭するために、クリーンな町作りを目指している。「図星屋」は駕篭かきという新しいサービスを始めたが、雲助まがいの強引な商法で評判が良くない。  そんな中、町の最大のイベント、榛原祭が始まろうとしていた。榛原祭は男性のシンボルを御神体として担ぐ奇祭として有名なのだが、クリーンな町作りを進める仙崎と、昭和の面影を追い求める東達の間で騒動が巻き起こる・・
 
2017年、ドラマチック・カンパニーにて初演。
 
 

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