煙が目にしみる


▍原案:鈴置洋孝
▍上演時間:1時間30分(1幕7場)
▍登場人物:男6人・女6人

野々村浩介(46歳) 故人
   礼子(43歳) 浩介の妻
   亮太(23歳) 長男・大学五年生
   早紀(18歳) 長女・高校三年生
   桂 (71歳) 浩介の母
原田 泉 (42歳) 浩介の従姉妹
   正和(39歳) 泉の夫
北見 栄治(61歳) 故人
乾 幸恵 (32歳) 栄治の娘
能あずさ (29歳) 栄治の愛人
牧 慎一郎(35歳) レンタルビデオ店店長
江沢 務 (40歳) 斎場の管理人

 
▍ストーリィ

 地方都市にある斎場の待合室。白装束の男が二人(野々村浩介と北見栄治)、ソファに座っている。彼らはこれから火葬されようとしている死体の亡霊である。二人はぼんやりと窓の外の桜を眺め、これまでの人生に思いをはせる。
 故人の霊が火葬場の中をさまよっているとはつゆ知らず、それぞれの親族は骨上げの時間を待っている。お茶を飲み、弁当を食べ、テレビを見たりしながら、曖昧な時間をやり過ごしている。
 物語は、ボケ始めたおばあちゃん(野々村桂)の登場によって思わぬ方向へ進む。おばあちゃんは故人の姿が見え、会話ができるというのだ。
 そして誰も知らなかった故人の思いが、少しずつ明かされていく・・・
 火葬が始まってから骨上げまでの1時間半をリアルタイムで描く、笑いと涙のお葬式ストーリィ。
 
1997年、鈴置洋孝プロデュースにて初演。
 
 

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